~現在~

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……………「…はは………そんなこと有り得る訳がない…。そうだ…だってアイツは…紗羅は……気も魔法もあまりほとんど使えないただの…読心術士…だから…こんな危険かつ、Aランク以上の仕事が出来るはずがない…………。」 …………俺の思い込み………いや、思い過ごしなら良いんだが………。 俺はそう願ってる………。紗羅が一般の子だと……。 ―――――――サザッ…! 「準備は良いね……?」 「はい。グランドマスター…いえ、総長。」 「本当にこれで大丈夫なの?…よかった…の?」 「はい。これでいいの…。だから…お願い…。」 「分かったわ…行くわよ…。」 …………桜…。私、ホントはSFランクなんだ…何時もはEランクEランクって言ってるけど………。 SFランクはね…桜程の力は出ないけど世界どこに居ても私だけ…これは遺伝子で希にSランクと一般のFランクの人が受精し、そのなかの染色体がSランクFランクが共に均等でかつ、代々受け継がれるあまりよくない魔法…それが…magic・cancel…魔法無効化能力者…神代の力…それは危険なもので… 「力の始まりと世界を終らせる」という残酷な能力…私には魔法が効かない…。 だから昔は魔法使いの天敵や化け物扱いされて嫌だった…。 そんな時にね…………… 「君…僕と、友達になりませんか?ねッ?皆…!」 「「うん!!」」 「あ、僕は桜!!白伊桜だよ!!」 「あ……私…は…紗羅…咲口紗羅……。」 「紗羅って言うんだね…うん!よろしくね!!紗羅!」 ……………………私にとって桜は救いだった…。 その時からずっと好きだった…ううん…好きになってた…。 もう、迷わない……。 私はいつまでも普通に居てはイケない…。 だから、私は私の戦場に戻る………!! …桜にはもう、逢えないかもしれない…。 でも…それでも良い……。 いっぱい満足した…。 もう大丈夫…。 これからは強くなるんだ…!! 強くなるためにこの学院に入り内緒で裏生徒会に入ったんだ………。 戦うんだ…! 「行きます。」 「頑張りなさい…必ず戻って来なさい。」 「…………分かってますよ…そのくらい…。心配しないで…。私に魔法は効かない…だから大丈夫…!!」 ………………行くね…桜…。
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