始まりの季節。

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「お待たせゴメン待たせて。」 「ううん、こっちこそ話があるとか言って付き合わせてゴメンね…ゝ」 「ううん、で、話って何?」 「うん。実はね……好きな…」 「好き………な……?(汗)」 「好きな“先輩”が居るの!!」 ――――――俺は一瞬かなり頭が真っ白になった……。 (――――――…………終わった…………俺の恋……。 「………へッ…へぇ――そうなんだ――………。」 「うん!その先輩はね、“陸上部”の小田桐凌也君っていう先輩なんだよ!凄く速くて、カッコイイんだよ!」 「そう………で、それを……」 (ヤバイ………やな予感がしてきた………。 「そう!協力してって事!!」(やっぱりそう来たか……! 「わッ……分かった……。協力………する……。」 「ホント!?嬉しい!!じゃあ………宜しくね!」 「う…うん。」 ………………こうして、この一言から俺の人生が一変し、これからこの国が、大変になる事を俺は知らなかった……。
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