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「じゃっ…俺は練習に戻るね。…あぁ、そうそう俺は陸上部2年の本田優斗(ほんだ・ひろと)。優斗って呼んでくれ!ヨロシクな。また何かあったら呼んで相談ぐらいはするから。じゃあな。」
「はい!ありがとうございました!優斗先輩!俺は……白伊桜!」
「桜って言うんだな!この季節にピッタリな名前だな!良い名前だな!桜!」
「ありがとうございます!」
…………………………そう言ってすぐ行った後、俺はグラウンドにある観客席のベンチで小田桐凌也を視察した。俺は気にかけてる所があった…。
どうして紗羅はよりによって陸上部の先輩を好きになったのか…それもどうして急に言って俺に協力させたか…いつ先輩の事を知ったか……どうも謎だ……………。
普通ならこうゆう事は女子とかにさせるべきだと想うんだが…………。
……………考えてる内にいつの間にかに夕方になっていた…。
「ヤベッ…!早く帰らなきゃ」
仕事あるの忘れてた!!
…………………………ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…
「はい、5分遅刻!」
「ハァ…ハァ…るせ――――な………お前だっていつも遅刻してるだろ……!」
「私は先輩だから良いもん!」
そんなの卑怯だ!
「あぁ、そうですか……!」
…………ったく!こっちは助っ人で来てる上、紗羅の協力の仕事もしてんのに………俺の苦労が分かるかっつうの!!
………………あぁそうそうこの人は1学年上の浅間梨栞(あさまりかん)かなり性格がさっぱりしててだけど、人に命令するはぐちぐち煩い先輩…俺の苦手なボディーガード…あ、日によってはボディーガードが変わるんだ…
「そういえばいつも遅刻しない咲夜のくせに、今日は遅刻なんて珍しくない?何かあったの?」
まぁ色々とね………!
「いいえ。別に!」
「そう!じゃあ早速魔力魂回収しよう!」
「はいはい…………。」
やっぱり苦手だ……………。
この先輩………。
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