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とにかく…
今はここから離れないと。
いちおココ、ラブホだしι
俺もいちお女のコだしι
今だけね!!!
なんか適当なコト言って逃げよ…
「あの、私、門限あるンで帰ります」
それだけ言って、俺はドアノブに手をかけた。
…と思ったらその手は、優さんに捕まれていた。
やっぱりにっこり顔の優さん。
「まだダーーメ♪
かえさない♪」
は?
優さん、何言ってンの!?
「ちょ…ちょっとッ!!」
俺が優さんの腕を振りほどこうともがくと、手をつかむ力はどんどん強くなる。
その横からスッ…と慧さんが出てきて、もう一方の腕をつかんだ。
「帰る前にひとつ…」
「やってもらわなきゃわりあわねェだろ?
ラブホ代とか♪」
「…!!!」
これ…この雰囲気…
今度こそ…
今度こそ…
襲われる!!!
(号泣)
「ほーーら♪涙ちャン♪」
「こっち向けって…」
「イ…イヤーーーーー!!!!」
*
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