02話*愛があればLove is OK…!?

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  「は? イヤって何がだ。」 慧さんはたんたんと、声色も変えずに話す。 「え…だって襲われるんじゃ…」 「誰が誰を?」 「2人がわたし―」 「「ありえない」」 「ちょっと何で2人そろって即答なんですか!! あーーー!!! もういいです!! 帰ります!!」 なんなんだ!! この人達!! 人をイライラさせる天才か!? 「帰んなよ♪ ひとつ、質問に答えてくれればいいだけだから」 優さんはにっこり顔のままで。 「…。 …本当にひとつですね」 「あぁ…ひとつだ」 慧さんは、人差し指でメガネを上げてみせる。 「それなら…」 答えるだけで返してくれるなら… まァ、いいか… 「じゃぁ、さっそく♪ 涙ちャンはさ?」 あれ? なんか優さんの顔が妙に真面目じゃない?? 「俺と優のどっちに―」 慧さんも… てこの人の顔が緩まないのはいつものことか。 でも優さんがあんなに真面目(?)になるくらいだ… 何か深刻な質問!? 「どッ…どっちに!?」 ゴクリと喉がなる。 「「トキメイた?」」 「は…?」 今なんと? 「だーかーらー♪ 俺と慧のどっちにドキッときたかッて聞いてンの!!」 …ドキッ!? て…何!? 「正直に言え。 嘘ついて、涙には損も得もない。」 慧さんは相変わらずたんたんとしている。 つまり… 俺がこの2人のどっちにトキメいたかッてコトか… まァ、答えれば帰してくれるンだし… 答えてみるか… 「涙ちャン♪ …どっち?」 正直に… 「俺だろ?」 正直に… 「俺は――…」 03へ続く* →慧とエンドトーク♪
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