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「さぁ授業始めるわ。」
アミリアさんが黒板に向かって字を書いている。
【フェイトの過去】
「え~今日はフェイトについて学ぶわよ。ちなみにここらへんはテストに出るから重要なポイントよ。」
所々から不満の声が上がる。
「ハイハイハイ。不満を言ってもしょうがないわよ!」
アミリアさんは不満の声を適当にあしらっていった。
「とりあえずフェイトについてだけど・・・・。フェイトが出来たきっかけぐらい解るわね??」
「ハイ!」
アミリアさんが問いかけると1人の女の子が手を挙げた。
「サリアか。言ってみなさい。」
「世界大戦です。」
サリアの答えが合っていたのか、アミリアさんは「よろしい。」と言ってサリアにグッドサインを出した。
これはアミリアさんがほめてるときに使うサインだ。
「そう、世界大戦ね。これはバグという存在がきっかけで出来た戦争よ。」
黒板にスラスラと字を書いていくアミリアさん。
それに釣られてみんなもノートに板書をうつしていっている。
「もともとバグは居て、その力は大したこと無かったの。だけど、突如勢力が大きくなり、個々のハンターでは太刀打ち出来なくなったの。だから結束して対抗する為に、フェイトが出来上がったの。」
一通り書き終わるとアミリアさんは振り返って再び問いかけをした。
「では、今もなお、フェイトのリーダーであり、戦争を終わらした英雄は誰でしょう?」
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