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ある程度時間がたつと教室内が静かになった。
もう人が居ないだろうと思い、頭をあげた。
すると誰かの足が視界に入った。
「あ、やっと起きた。」
サリアだった。
「・・・・・とりあえずその手に持っているラーフルクリーナーはなんだい??」
「いやぁ、人が転がってるのに興味がわかないわけないでしょ。」
サリアは笑いながら言った。
興味があったからラーフルクリーナーを投げるという彼女の思考はなにかおかしい。
というか答えになっていない・・・・。
さっきまで教室にいたら俺の身に起きた悲劇ぐらいわかる筈だが・・・・。
「私さっきまで寝てたのよねぇ。」
「そうですか・・・。」
サリアは手を出して立たそうとしてくれたが、流石にそれはまずいから自分の力で起きた。
「人がせっかく手をかしてあげてるのに~。」
「俺と一緒にいたら俺を起こすより、もっと面倒くさいことになるぞ。」
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