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でも俺にはどうしても譲れない事があった。
たとえどんな困難があっても絶対に乗り越えて、絶対に掴み取ってやる事。
「アミリアさん。神童は帰ってきます。絶対に!そして掴み取るんです。総隊長の座を!!」
俺の人生の全てである、総隊長。
これがなければ、俺はハンターに戻ろうとは思わなかっただろう。
「・・・・・クス。バケツ持ったまま言われても格好つかないわよ。」
アミリアさんはクスクスと笑った。
「でも、落ちこぼれから変われそうね。よろしい!罰タイムは終わりよ。」
アミリアさんが言い終わると同時にバケツを離した。
「はぁ・・・。重かった。」
5リットルも入るバケツを両手に持つのは流石につらかった。
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