ep.1 出会い

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ピピピピッ ピピピピッ 「……ふにゃ…目覚まし時計くん…もうあと5分だけ…」 目覚まし時計に向かって意味不明なことを呟きつつ、僕はゴロンと寝返りをうつ。 ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ!! 「あーハイハイ。 今起きます起きま…」 これが、僕のいつもの朝。代わり映えのない、いつもの朝――― ――――のはずだった。 「……7じ20ぷん…?」 愛用の目覚まし時計くんを持ったまま、僕は一瞬、石になった。 「うわぁあああ!! 遅刻するーーーーっ!」 .
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