68人が本棚に入れています
本棚に追加
ピピピピッ ピピピピッ
「……ふにゃ…目覚まし時計くん…もうあと5分だけ…」
目覚まし時計に向かって意味不明なことを呟きつつ、僕はゴロンと寝返りをうつ。
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ!!
「あーハイハイ。
今起きます起きま…」
これが、僕のいつもの朝。代わり映えのない、いつもの朝―――
――――のはずだった。
「……7じ20ぷん…?」
愛用の目覚まし時計くんを持ったまま、僕は一瞬、石になった。
「うわぁあああ!!
遅刻するーーーーっ!」
.
最初のコメントを投稿しよう!