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沢村と西田がトイレに向かってから二分後
「「ギャーーーーー!!!!」」
「なんやねんお前らまで!!」
「「へんな女が!!なんか忍の衣装きてる!!!」」
クラス内がどよめく、
ほんとのことなのか?と、
「あ、ここが忍さんの教室ですね」
{がらがら}
ざわっ
「あ、さきほどの殿方ではありませんか~」
沢村と西田に手を振りながら言った。
確かに忍の衣装だ・・・
「あとそちらの二人、いきなりトイレにつれこんで服を脱がせるなんて何事ですか」
『おいアリシア!!』
「あ、忍さん!目が覚めたんですね、よかったです~」
『早く俺と交代しろ』
「うるさい人ですね~、少し黙ってください」
どがががががっががががががっが
『ギャーーーー!!!』
アリシアの精神下で彼女からコントロール権を奪い返そうといった行為は完全に無駄だった。
『……………がく』
周囲の空気が完全に凍りついてしまった。
しらないひとが、忍の衣装で自分たちに見えない忍と話しているのだから。
「……あんた誰なん?」
「忍です」
もちろん大ウソ
「舞台に立てるンか?」
「舞台?オモシロそうですね、やりましょう」
「じゃあたのむで」
この舞台はもうだめかも知れない、アリシアを除くすべての人間が思うのであった
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