僕の何かが終わった

2/8
前へ
/127ページ
次へ
体が反転するような感じを覚えて目を覚ます。 眼前に広がる光景は、学校ではなく、アリシアのテントの色だった。 「・・・アリシア?」 「あ、忍さん。学園祭の劇は大成功でしたよ」 「・・・・そうか、終わったんだ」 「はい、私が忍さんの愛人で、代役を頼まれたって言ったら丸くおさまって、劇も私が天才的なスキルを発揮したからもう完璧でしたよ、岡崎(実行委員)さんも満足してくれました」 「そりゃよかっ・・・」 ・・・よくない、アリシアの最初の方のセリフが気になった。 「え、お前クラスでなんていったて?」 「え、忍さんの愛人…」 がすがすがすがす 「お前というやつは!!!----」 「キャーいたいですってばー、それに私は殴られるより踏まれる方が興奮するんです!!今度から踏んでください」 「うるせー!!!!!!」 アリシアと遊んでいたらすっかり陽が落ちていた。
/127ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加