え?親日派の魔法使い

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「いってきまーす」 いつもの朝、いつもと同じ時間に家を出た。 今日は一年に一度の一大イベント【学園祭】の日だ。 そう考えるとどんどん足取りが重くなっていく。 「はぁ」 これといってクラスの中でも目立つ存在ではなく成績はいつもぎりぎり平均点ほどの一般的な少年のつもりだった。 今回足取りが重い原因は僕の名前にあった。 僕の名前は氷室忍。 二年になった時に先生が出席をとった、その時に事件?は起こった。 「氷室・・・・」 あの時の先生の困った表情はいまでも覚えている。 「・・氷室忍ちゃん」 僕は女ではない
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