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「すみませんでした!!」
いきなりあやまられた。
何の事だかさっぱりわからない。
「え、何が?」
「実は空を飛びながらパソコンでアニメを見ていたんです。そしたら私の大事な魔道アイテムを落としてしまったのですよ」
……つまり
「はい、私が落としたアイテムが貴方の右腕を落としてしまったんです」
いらっ
「ほんとうに?」
「はい不幸な事故なのですよ~」
いらっ
「お前のせいだろーが!!!!」
ぐりぐりぐりぐり
「きゃー痛いです痛いですー!!!」
「で、俺の体に別状は無いのですか?」
「そこら辺は大丈夫です、私と一緒にいる限り死にませんよ」
「「ははははははは」」
がりがりがりがり
「痛いです痛いです~そこはだめですよー」
「もうすでに遅刻してるから俺はもう学校に行くぞ」
「私から離れたら指先からくさって死にますよ」
さらっと強烈な事を言われた。
はなれてみたら本当に激痛が走った。
「ぎゃーーーーー!!!!!」
「だから死んじゃいますって、せっかく人が助けてあげたのに、その命の恩人が親切で忠告をしてあげたのにそれを無視するなんて何事…」
どかかかかかか
「お前のせいだっていっとるやろうがー」
「きゃーそこは触っちゃいけない部分ですよー!!」
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