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北海道の都市圏
専門学校から地元の病院に就職
私は彼氏と別れた
3年すればある程度の仕事を覚えると思った
彼氏は3年待つと言っていた
待って3年
それ以上は待てないと言われた
私も3年すれば彼氏の待つ港町に行くつもり
付き合っている頃の話
彼氏は結婚するつもりは無いと言っていた
親が若い頃に結婚していたが別れた
結婚は決して良いものでは無いと決めていた
結婚は幸せになる為にするものだと私は思える
彼氏はお前となら不幸になっても良いと言ってくれた
それは裏を返せば俺と付き合って一緒に居ても幸せにはなれないという事だと私は思った
彼氏とは好きな音楽
好きなテレビ番組
好きな食べ物
基本的な所は合わなかった
私は料理が嫌いで食器洗いが好き
彼氏は料理が好きで食器洗いが嫌い
一緒に暮らしていて私が嫌いな事が彼氏は好きなんだと分かった
そういう部分で私と彼氏は良く合った
地元に帰って来て1ヶ月半が過ぎた
地元に帰って来た時は3年後に私は彼氏の元へ行く事に対して考えていた
就職先の病院の環境が良い事
3年すれば彼氏の元へ行く筈だった
3年して病院を辞めて彼氏の所に行けるだろうか
私はこの病院に出来る限り長く勤めたいと考え始めていた
彼氏が来てくれれば良い
けれど彼氏の地元には母親が居る
母親を1人残して離れる事は彼氏には考えられない事
私の中で消化されない
答えが見つからず動き出せないでいる私
恋愛は難しい
私は恋愛を簡単な方に逃げたくはない
いつか答えが見つかるのか
不安定な毎日が続いて行く
2012年4月2日
高橋梓
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