2012年4月

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北海道の都市圏 専門学校から地元の病院に就職 私は彼氏と別れた 3年すればある程度の仕事を覚えると思った 彼氏は3年待つと言っていた 待って3年 それ以上は待てないと言われた 私も3年すれば彼氏の待つ港町に行くつもり 付き合っている頃の話 彼氏は結婚するつもりは無いと言っていた 親が若い頃に結婚していたが別れた 結婚は決して良いものでは無いと決めていた 結婚は幸せになる為にするものだと私は思える 彼氏はお前となら不幸になっても良いと言ってくれた それは裏を返せば俺と付き合って一緒に居ても幸せにはなれないという事だと私は思った 彼氏とは好きな音楽 好きなテレビ番組 好きな食べ物 基本的な所は合わなかった 私は料理が嫌いで食器洗いが好き 彼氏は料理が好きで食器洗いが嫌い 一緒に暮らしていて私が嫌いな事が彼氏は好きなんだと分かった そういう部分で私と彼氏は良く合った 地元に帰って来て1ヶ月半が過ぎた 地元に帰って来た時は3年後に私は彼氏の元へ行く事に対して考えていた 就職先の病院の環境が良い事 3年すれば彼氏の元へ行く筈だった 3年して病院を辞めて彼氏の所に行けるだろうか 私はこの病院に出来る限り長く勤めたいと考え始めていた 彼氏が来てくれれば良い けれど彼氏の地元には母親が居る 母親を1人残して離れる事は彼氏には考えられない事 私の中で消化されない 答えが見つからず動き出せないでいる私 恋愛は難しい 私は恋愛を簡単な方に逃げたくはない いつか答えが見つかるのか 不安定な毎日が続いて行く   2012年4月2日         高橋梓
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