あるアービターの話

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―――――――ここは惑星サンヘリオス 砂漠の中をある一台のゴーストが砂煙を巻き上げながら走っている ピピー ゴーストへ通信が入る 操縦者はめんどくさそうな顔をしながら回線を繋いだ 「あー、もしもし」 『わかっていると思うが連続武器庫爆破事件のテロリスト達はその先の環境研究施設に潜伏している 敵の数はエリート六人にグラント三体 リーダーと見られるエリートは赤いアーマーの着用が確認されている 到着次第、殲滅しろ』 「わかった」 『あれだけのことをしたのだ。きっとお前は罪の重さで大いなる旅立ちに取り残されるだろう 預言者様に与えられたアービターとしての命。預言者様の力になれることをありがたく思うんだな』 ピピー 「…………。」
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