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どうしようか、悩んでいたとき
『今から10分間、休憩を取ります。
それまでに生徒の皆さんは、元の位置に戻って下さい。』
秋也の綺麗な声が体育館に響き渡った。
ちらりと秋也のほうを見れば…………
バチッと目が合った。
………あぁ、見なけりゃよかった。
黒いオーラを出しながら、手招きをする秋也にそう思わずにはいられない。
ゆっくりと壇上から下りる。
秋也の元へ向かう途中、兄貴とすれ違った。
すれ違い様に、肩を軽く叩かれ、「生きて帰ってこい。」と言われた。
素敵な笑顔付きで。
………お前、それ、絶対本心じゃねーだろ。
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