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「で、何か言い訳は?」
「………ないです。」
真っ黒なオーラを振り撒きながらにっこり笑う秋也に、正座する俺。
「ねぇ彪流、自分の影響力くらい分かってるでしょ?
なんでこうなることを想定出来なかったのかな?」
「すまなかった。」
「すまない、で済んだら警察はいらないでしょ?」
にこにこにこ。
いつもは和む秋也の笑顔は今は恐怖でしかない。
「これからはしない。」
「当たり前。もし、今度したらその無能な頭をかちわるよ?」
「………はい。」
こ、こえぇぇぇっ!!
そんでもって、後ろのほうで笑ってる糞教師はぜひとも死んでくれ。
「まぁ、今日はこの辺で許すけど、次はないと思ってね?」
「………あぁ、ホントにすまなかった。」
いつもの笑顔に戻った秋也に、もうあんなことはしないと心の奥で誓った。
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