第二章

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とりあえず、自己紹介のためにペア同士は集まっているんだが……… 七尾と慎介が目の前で睨み合っている。 「あんたみたいな不細工は、生徒会や風紀の皆様には似合わないの!」 「見た目で決めつけんじゃねーよ、この男女!」 「なっ!?あんたみたいな尻軽にそんなこと言われたくない!」 「はぁっ!?俺のどこが尻軽なんだよ!」 「ふ、ふんっ、どうせあの方々に体で取り入ってるんでしょ!」 「んなことするわけねーだろ!」 こんな感じの会話がさっきから長々と続いてるために自己紹介なんかできやしない。 どうしようかと思い周りを見渡せば、 曉は寝ているし、風紀のメンツに至っては我関せずとでもいうようにどこか遠くを眺めている。 ………お前ら、慎介が好きならこれを止めろよ。
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