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おとなしくなった二人を見てから、今まで我関せずといった様子で好き勝手してた他のメンバーを呼ぶ。
「んじゃ、自己紹介すっぞ。」
ぶっちゃけする必要なんてないと思うがな…なんて思っていたら
「はいはーい、ウチから自己紹介させてもらうでー!」
役立たずこと楠原が勢いよく手を挙げた。
「黙れ役立たず。俺に意見してんじゃねーよ。」
「…会長、なんかウチにだけ冷たくあらへん?」
しくしくと泣きまねをする楠原は無視する。
…仕方ねーだろ。俺にだってちゃんと考えがあんだよ。
「まずは慎介と昇だ。迷惑かけた謝罪も兼ねて自己紹介しやがれ。」
まずはこいつらに迷惑かけた分の謝罪させなきゃいけねーだろ?
俺はそう言ってから七尾と慎介を見る。
そしたら七尾は申し訳なさそうな顔をして、慎介は渋々とした顔で頷いた。
七尾はともかくとして、慎介は絶対に反省してねぇだろ。
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