『事の始まりはお父』

11/12
前へ
/90ページ
次へ
「寂しいんやな、菫!分かる、分かるけど!父さんのためや!それにえぇ機会になるやろし!いっちょ頑張ってこい!」 『・・・いやいやいや何も分かってねェェェ!!』 うちの悲痛な叫びも虚しくお父はうちの旅支度を始める 『お父ォォォ!!何勝手に旅支度始めとんねんんん!!!』 「え、だって明日にはここを出て京に向かわんと」 きょとんとした顔でさらりとお父は言う 『誰かこの二人とめてぇぇぇ!!!』 ――――――・・・
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

307人が本棚に入れています
本棚に追加