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「族やめたってどういうことだよ!!つーか、なんで俺が総長なわけ!?」
がっくん!がっくん!がっくん!
胸倉を掴んで強く揺さぶられる。
落ち着くんだ桜花。暴力では何も解決しないぞ。
現にお兄ちゃんは酸欠で死にそうだ。
「お、桜花君?そろそろ腕を離したらどうかな?龍牙が死にそう。」
そんな俺の心境を悟ったのか、圭介が桜花にいうと、桜花はハッとなって腕を離した。
「…………わりぃ。」
軽く咳込む俺に、少し反省したのか、小さな声で謝る。
………ふはっ、ツンデレだな。
「でも、なんで族やめたんだよ?」
………ちっ、まだ覚えてたのか。
何て答えようか?
まぁ、ここは妥当に、
「…………母さん命令だ。」
これに限るな。
………別に嘘はついてない。
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