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『俺に、幸せとか関係ないよ』
「あっ……そう」
意外にあっさりと返した少女に、フウは少女が怒ってしまったと思い、さすがに慌てた。
『……怒った?』
「ううん、別に。少し考え事してただけ」
『ふーん。それで、その考え事とやらは?』
フウの言葉に、少女は上げていた顔をフウに向けた。
「私の幸せって何かな、って」
『それで、その幸せというのは何?』
興味を持ったフウに、少女は隣にいるフウに体ごと向き合った。
そして、幸せについて語り始める。
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