幸せの話 ~Are you happy?~

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 少女は立ち上がり、ジーパンに付いた草や土を軽く払い落とした。 「さて、そろそろ行こうか。フウ」 『そうだね、コウ』  コウと呼ばれた少女は、長い金髪をなびかせて、雲ひとつない快晴と同じ澄んだ瞳に、幼馴染の姿を映した。  二人の間を、春風が通っていく。  『幸』と『風』が歩き出す……。 †Fin†
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