第一章:始まり

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そして放課後…。 「で、その人って何部なの??」 「柔道部なんだ!!あーカッコイー!!!」 「へぇー。」 柔道部か…なんかたくましいな。 「うわっ!!結構女の子多い……💧」 「本当……柔道部ってそんなに人気だっけ?」 「うん。う~………あ、いたよ!!あの人!!」 「えっ?どれだぁー見えないー……。」 「ごめん、霙小さいんだった…。」 「……。あ、あの人??右から五番目の?」 「そうそう!!カッコイー!!」 美緒は一人で興奮してる。 「おい、ちょっと通してくれ。」 大勢の女の子をのけて入って来たのは、あの宇地先生だった…。 あ、あたし…また見つめてる…。 (ドンッ) 「のわっ!!」 「あっ、スマン。見えなかったから💧」 「あ、大丈夫です。すみません。」 宇地先生は、掴んでたあたしの腕を引っ張って、立たせてくれた。 「大丈夫か??」 「は、はい。」 「そうか。」 ニコッと笑って、道場に入って行った。
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