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「瑞希……」
近くで見てみると、瑞希の体からは魔力が溢れだし、その魔力の影響で林などにいた、魔物が集まって来ていた。
「瑞希、やめろ!これ以上魔力を出すと、取り返しのつかないことになるぞ」
ハルカの問いかけにも答えず、瑞希はハルカの方を向いた。
「!!」
瑞希の顔には表情がなく、ただ、ハルカを見ているだけだった。
ハルカは、瑞希から目を離すと、近くにいる男を睨みつけた。
「貴様!瑞希に何をした」
『神田 瑞希……多くの力を持つ者』
「多くの力だと」
『多くの力を持つ者…それ故、暴走する』
「暴走……そういうことか」
ハルカは、瑞希に近づき肩を触ったが瑞希に変化はなく、魔力によってハルカは飛ばされた。
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