第四章 悲しみ

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今まで晴れていた空が黒雲によって覆われると、雷の音とともにドラゴンが現れた。 「貴様は、決して許さん。俺の仲間を…瑞希を…」 『フェザードラシエルとは……流石、魔界最強の魔力を持つハルカ様』 フェザードラシエルは、瑞希の前に降り立つと瑞希を翼で包んだ。 「消えろ…奥底より現れる闇よ」 光り輝くフェザードラシエルと瑞希は、宙に浮かび上がると静かな旋律が流れた 「貴様も、これで終わりだ」 『果たして神田 瑞希の闇は消えるのでしょうか?』 「光があるから、闇があるんだろ?だったら、共存すればいい」 『戯れ言を』 「どうだ、ドラシエル」 《あと、もう少しだ》 「急いでくれ」 《魔力の消耗が激しすぎる……なに?》 「どうした!」 《魔力が戻って来ている》
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