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「ハルカ様!」
南は走ってハルカに近づいていき、空から舞い降りるドラゴンをみて動きを止めた。
「あれは……水龍…」
『馬鹿な!伝説のドラゴンを目覚めさせるだと!』
「瑞希は、俺より強い」
ハルカは、そう言うと剣を構えた。
《ハルカ、これは。瑞希の戦いだ手出しは出来ない》
「ドラシエル、俺はあいつの支えになりたい。何があったとしても」
《ハルカ…わかった》
『まだ、力は完全ではないはず。今、倒しておけば』
〔甘く見られたものだな…力が完全ではないと……〕
「水龍行けるか?」
〔行けないとでも思っているのか。我が主よ〕
「聞いてみただけだ」
瑞希は、男に向かい走っていき剣を振りかざした。
『!!』
相手を傷つけることは出来なかったが、着ていた服は裂けそこから見えたのは、瑞希の腕にある痣と同じ模様
「王族の証……」
『ハルカ様、今日はここで引き上げます。ですが、次に会うときは覚悟してください』
「ふざけるな!」
ハルカは、魔力を右手にためそれを男に向けて放ったが、男は時空の歪みの中に消えていった。
〔王族の者との戦いか……我が眠りについてから、幾つ年月が過ぎた〕
《半世紀以上お前は封印されていた》
〔ドラシエル…半世紀以上、我はそんなに寝ていたのか〕
「ハルカ……」
瑞希は、ハルカに近づいたが急に足の力が抜け、瑞希は尻餅をつくように後ろに倒れた
「瑞希、大丈夫?」
近づいてくる南とハルカ。だが、ハルカは瑞希をみるなり頭を殴った。
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