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ドラシエルと水龍のため息が聞こえると、ハルカは剣を下ろした。
「お前がいてよかった」
「えっ……」
いきなりそんなことを言われると、どう反応していいかわからなくなる。
「どんなに辛くても、お前を見てると考えてることが馬鹿に感じる」
「えーっと、それって褒めてるの?貶してるの?」
「褒めてるんだ」
「ちゃんと、役にたてるかどうかもわからないのに?いつ、死ぬかわからない俺なのに?」
俺は、いま心にある不安を言っていた。
するとハルカと南は、瑞希に近づいた。
「そんなこと考えてたの瑞希は」
「役に立たない訳がないだろ。それに、死なせない」
「ハルカ様の言うとおり、瑞希は死なせない」
なんだこれ、今スゴく心が軽くなった。しかも、暖かい。
「しょっしょうがないな!俺が頑張らないと、ハルカたち無理するからな。」
照れくさい……なんだよ、ハルカたち…でも、うれしい。
「あれ、もしかして、瑞希照れてる?」
「照れるわけないだろ」
「バレバレだ」
「うるさい」
魔力の話から、いつの間にか脱線してるけど、その分悩みなんか何処か行ったから、これもこれで有りかな。
第五章 魔力
END
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