第六章 迷い

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「!!」 「瑞希逃げろ……」 瑞希は、グレルの顔をジッと見つめていると面白くないのかグレルの顔から笑みが消えた。 「驚かないって、本当にお前何者?」 「人間だけど?」 「魔力はあるみたいだね。それも、かなりデカイ」 「グレル、瑞希から離れろ」 グレルは、「ヤダね」と言うと、ハルカは悔しそうな顔をした。 「ハルカはなんで裏切ったんだよ」 「あいつのやり方に嫌気が指したからだ。」 「……早く潰しとけば良かった。」 グレルはどんどん俯いていき、風の向きが突然変わった。
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