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初夏…まだ桜さえ咲いている、北国、北海道。
僕は教室の窓から永遠に続く空を見ていた。 「つまらない」心が訴えかけてくる。
高校生活が始まり1年が過ぎていた。気がつけばもう高校2年
決して満足とは言えない、今までの期間。
女にはモテた。が、それだけだ。
先公には目をつけられ、親には勘当され、今は一人で暮らしている
まぁ、ある意味、親に縛られている奴よりは楽なんだろうけど。
1限目から4限目まで、ほとんど寝ていた。
世界で一番つまらないものは授業だ。大人がわかったような顔して色々な事を教えるそれがつまらなすぎた。
そして、放課後。
僕は帰りの道を歩いていた。
普段と変わらない道…だが、夏に入りかけてちょっとだけ暖かくなった。そんな道を歩いていた。
公園で少しばかり、仮眠をとった。
自分では少しと思っていたが、時の流れは残酷だ。
もうすっかり日は暮れ辺りは真っ暗だ。急いで帰ろうとベンチを立った、その時…
ヒューーーバーーーン。
俺の目に光が見えた。俺の顔が光った。
そう、花火
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