苦痛

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夏に入って花火は定番だ。まるで、夜空に咲く向日葵みたいだ。 その花火に見とれていた。そして家に帰った。誰もいない部屋も、もう慣れた。 「明日は休日か」声が部屋に響き渡る。 ベッドに横になった瞬間…プルルル…プルルル… 携帯がなった…。 「はい」 「あっ慎?」友達からだ。「あぁ」知ってて電話したんじゃないのかよ。 「明日さ休みだしさ祭いかね~?」 「祭?」「うん、屋台とかあるしさ~たまには息抜きしよ~ぜ」 「あぁ、いいけど」 「じゃあ決まりな!」 「あぁ」「じゃあ学校集合!じゃあな」 「あぁ、明日な」 プチ…ツーツー。 たまには息抜きも必要だな。そして寝床に付いた。
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