最初から迷ってない。

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『Ready』 「邪魔、するなァ!」 バジンのハンドルグリップにミッションメモリーを挿入し、引き抜く。 背後、ゆらりと起き上がった大型傀儡兵が振り下ろす剣に、フォトンブラッドによって形成された刃を合わせる。 「おぉぉッ、らァ!」 『EXCEED CHARGE』 腹に風穴を開けて、機能を停止する直前――とはいえ、力の差は歴然。 だから、俺は拮抗を許さない。 ファイズエッジと傀儡兵の剣が火花を散らした瞬間、エンター。 フォトンストリームが腕を通り、エッジへと流れ込む。 「――ハァ!」 さらに、俺自身の魔力をフォトンストリームの流れに乗せ、エッジへ。 電撃が走ったような痛みが腕を襲うが、関係ない。 ■■■■―――― 一閃。 傀儡兵の剣を斬り裂き、そしてその本体をも、横凪に両断した。 ――――! 俺の後ろから、連続的な銃声。 『――今のでこの部屋の傀儡兵は、全て排除しました。これで邪魔は入りません』 「ご苦労さん」 此処も後、五分と保たないだろうし、言うこと聞かないんだったら殴ってでも連れてってやる。 「完全に定着しているのね・・・・・・余計な物を送り返してくれた。自分の所で廃棄してほしかったわ」 人を粗大ゴミみたく言ってんなよ。
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