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「ユーノ」
「・・・・・・またか」
「・・・・・・何がだ?」
次の来訪者はクロノ。
働け執務官・・・・・・って、巡航任務は暇なんだっけ。
「アイツは――」
「二ヶ月」
手短に済ませる。
どうせ訊きたいことはみんな同じだ。
「そうか」
「・・・・・・もうちょっと何か言うことないの? 君、タクミの友達でしょ?」
「寒気がする、やめてくれ」
素直じゃない。
私が知る限り、タクミが仲良くしていた男たちの中では、一番クロノに気兼ねがないように見える。
それはクロノも同じで、タクミと仲が良い・・・・・・ん?
「もしかしてクロノって、ホモ?」
「君はもう少し頭が良いと思ってたよ」
ああ、君にはエイミィがいたんだっけ。
士官学校からの仲で? 今は執務官とその補佐で? ・・・・・・はぁ、嫉妬なのかな。
◇
「ユーノさん」
「またっ!?」
今度はリンディ艦長。
しかも呼び方がくんからさんに変わっている。
もういいよね。
「二ヶ月です」
さっさと帰れ。
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