_scene 1.

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幼い頃、浴衣を着て、南柘(なつ)と一緒に手を繋ぎながら行った夏祭り。 暗い空に打ち上げられる、無数の花。ピンク、青、赤、緑、紫。様々な色で夜空を飾る花火は、まるで宝石のよう。 そんな魔法にかかったような空を、首が疲れるのも忘れ見上げ続けた。
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