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「違う違う」
そう言いながら腕を引いて藤岡の胸の中に引き寄せられ耳元で『たまたまあんたが好きになっただけなんだよ』てくさい台詞を低いトーンで囁かれびくっ、と身体が揺れた。
するとこいつはびっくりした顔を一瞬みせ、微笑みまた耳元に口を寄せると
「耳弱いんだ」
と言われそこを軽く舐めあげられればありえない声が俺の口から出てくる。
「ひぅ…っ離せよばか!お前後輩だろう!?何年上にタメ口使ってんだよ」
気を紛らわせるように話の話題を変えながら空いているてで相手の胸板を押す。
「ごめんなさ―い、でも先輩顔真っ赤だよ?」
「っ……!」
「で。答えは?俺と付き合ってよ」
答えは‥全部
「イイエです!!」
即答し、相手をおもいっきり睨みあげれば相手は黙った。少々悪いことしたかなと思い少しこっちも黙っていれば――油断していたんだろう。そのまま相手に顎を持っていかれ、チュッと音をたたせながら藤岡と俺の唇が重なっていた。
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