銀時:こんなお前でも、愛しい

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すっかり暗くなっちまったな あー腹へった あいつら待ってんだろうな 今日は奮発して肉にしようか なんて考えながら途中大江戸マート寄って帰りを急いだ 「帰ぇったぞ~」 「おかえりなさい」 「おかえりアル!あっその手にもっているのは!!」 「おう、今日は奮発して焼き肉だ!」 やったーって飛び回る神楽を見てたまにはこういうのもいいな、なんて思ったり 「じゃあ僕、用意しますね」 新八もいつもより張り切って晩飯の用意を始める こいつらの笑顔も見れてこれからうまい肉食えて、俺ァ幸せ なはずなのにな なんか満たされねぇ 「‥なんだよ」 定春が黙って俺を見てくる お前も食いたいのか? 定春の首に可愛く結ばれているリボンを引っ張ってやった 「ん?そういやお前こんなん着けてたか?」 「ああ、それこの間‥」 思い出した
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