銀時:こんなお前でも、愛しい

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バァン 豪快な音を立て俺は外へ出た 「銀ちゃん、肉食べないアルか?」 「大人の事情だよ」 「ふーん」 ああクソー 寒ぃ腹へったもうなんなんだ なんなんだ俺! この2ヶ月間何やってんだ 「あ゛ー!」 バァン! 本日2回目の豪快な音を立て家ん中に侵入する俺 つかなんで開いてんだよォォォ! 無用心にも程がある! 入ってきたのが俺でよかったな! ソファーにうつ伏せになって眠っている奴がいた クッションを握り締め、顔のあたりは変色している よだれか? 「汚ねぇな」 長い睫毛が湿っている 指で拭ってやった 「泣いてんじゃねーよ、香夜」
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