通り魔

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通り魔

仕事帰りに飲んで帰った時の事 最寄り駅から、自宅までバスで 5分。しかし、その日は 終バスを逃してしまった しかたなく歩いて帰る事にした 普通に歩いて帰ると20分だが 土手沿いを歩けば10分で済む ただし外灯がなく、人通りも ほとんどない。 しかし、俺は土手沿いを選んだ 《それが悪夢の始まりだった》 夜中の1時過ぎ… 外灯のない土手沿いを歩く俺… 周りに人はいない… すると 真後ろから男の低い声 「おい! 止まれ!」 無視して歩く俺。後ろの男は、 更に こう言った。 「止まれって言ってるのが 聞こえないのか!」 それでも無視して歩く俺 すると、とんでもない物が 俺の目に飛び込んだ。 《通り魔注意》の看板 俺は、とっさに殺されると思い 立ち止まった。 すると、後ろの男は言った。 「よ~し、今度は走れ!」 かなり酒を飲んでた俺。 走るのはキツかった。 っが、殺されると思い、走った 後ろの男は大声で怒鳴った! 「もっと早く!!」 すると、俺の横を、デカイ犬が 通り過ぎた。 後ろの男が「止まれ」と言うと 俺の前で犬が止まった。 犬の散歩中だったのだ…
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