プロローグ

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ガランドラ帝国ではある会議が行われていた。 「国王!!どうか闇の民の殲滅の許可を!」 一人の男の声が広い会議室の中に響き渡る。 「そうですよ。奴らの存在は危険です。」 他の者たちも色々な言い分を言い、ある一族の殲滅許可を戴こうとする。 「しかしだな。奴らは何も罪を犯しておらぬのだぞ。罪なき者を殲滅するなぞあってはならぬことだ。」 先ほど国王と呼ばれていた老人が言う。 「しかしですな~。奴らが我らに牙をむけてきたらですな~。」 闇の民は普通の人々と特に変わらない。 特徴といっても瞳が紅色であるというだけなのに何故闇の民が危険視されているというのには闇の民たちの魔法の性質にある。
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