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「髪型変えたんだね。似合ってるよ」
やめてください。寒気がします。
「よかったら、また訓練に付き合ってくれない?」
――是非もない。
ボコボコにしてやんよ!
「いいよ。でも、おかわり!」
「・・・・・・よく食べるね、珍しい」
ん、フェイトはちゃんと食べてないの?
よし、久しぶりにご飯作ってやろう。
「うまうま」
二ヶ月――七月ってことは、まだ判決が出るまで時間はある。
うん。フェイトの判決出たら、俺はもうミッドに帰ろう。
A's? 知らんがな。
リインは可哀想だけどさあ、無駄に命を危険に晒したくないわけですよ。
だから、俺はもう物語には関わらない。
フェイトはフェイトの好きなように、俺は俺の好きなように。
「それじゃ、行こうか」
「はーい」
まあ、まずはこいつをボコッてからだな。
◇
訓練室。
寝起きの準備運動も兼ねて、いっちょやりますか。
――と、そんなことを考えながら訓練室の扉の前に立つと、ウィーンと扉が開き――
「おっと・・・・・・?」
誰かが飛んできた。
幸い、勢いは大したことなかったので、軽く後ろに仰け反るぐらいで済んだ。
「あれ、フェイトちゃんが二人・・・・・・?」
フェイト・テスタロッサ(本物)、登場。
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