日常の崩壊

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俺の名前は藍河芽炉武。 探偵さっ! と言いたいが……ただの学生だ。 ちなみに高2ね。 本当に普通の学生なんだ。 まず、俺の唯一のアイデンティティを教えてやろう。それは変態の変質者ということだ。 ん?世間では、それを負け組と言うだと? その変はまぁ気合いでなんとか勝ち組にするんだよ。 将来の夢は世界を二次元にすることさ。 二次元いいよね。 ちなみに今は新学期の自己紹介中である 『お前…… とりあえず自由に自己紹介しろと言ったが……これはないだろ…幻滅だ…やっぱりお前は馬鹿なんだな。』 こいつは担任の垣内だ。 体育の教師。去年からこいつにはお世話になっている。 簡単に言えばゴリマッ(ry おっと誰か来たようだ。 まぁそれは置いといてだ。 馬鹿とは何ごとだ……。全力で言い返すべきだな。 『先生!僕は馬鹿ではありません!同じ人間なら先生と僕は対等に生きられるはずです。』 『お前は………もういい。とりあえず席に戻れ。』 俺圧勝w とりあえず校長共々自重しろというものだ。 まぁ今日は始業式とクラス発表後の自己紹介だけだから早く帰りたいな……。 そういえば転校生が来たんだったな。 タイミングよく今、自己紹介するところのようだ。 『今年からここに転校することになりました、双海麻衣です。これからよろしくお願いします。』 何か機械のような……… 無機質な…中身がないというか…空虚。 とても綺麗で上品な人なのに、何かが足りない…。 そんな気がした。 学校が終わると直ぐに帰るのが俺の癖。 俺は対人恐怖症とまではいかないが、人見知りみたいだね。 そして家に着くと自分の家の周りにパトカーが数台、警察がいた。
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