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『よっ。リョーマ。』
「ちーす…ねぇ、楓先輩いいんすか、あれ。」
『ん?』
リョーマはある方向へ指さしたので私は見てみると、英二先輩が不二先輩に(テニスで)ボコボコにされていた。
『…大丈夫。猫だから。』
「意味わかんないすよ。…まあいいや。ねぇ先輩、俺と試合しない?」
『リョーマとー?』
んー、と考えながら私は結論に達した。
『うん、いい(ゴンッ!)』
よ。と続けようとしたらそれ以上言えなくなった。
『ぐっ…か…いっ…海堂の大バカヤロー!痛いじゃないか!』
海堂に(グーで)殴られたのだった。
私は文句を言いながら海堂を睨んだ。が、
「あ゛あ゛!?てめぇがこっちに来るからじゃねぇか!男テニを荒らしにくるんじゃねぇよ!」
『なんだとー!この動物あムグッ!』
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