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動物愛好家って言おうとしたら海堂が手で私の口を塞いできた。
『んんんー!』
「(ボソッ)んのバカヤロ!てめ、そんなこと言うんじゃねぇ!」
『んー!』
言わないから手で私の鼻まで塞いでんじゃねぇよ。
マジで苦しいんだよ!
『ん゛ー!!』
「海堂…お前藤水の口と一緒に鼻まで塞いでるぞ。」
メガネ変態・乾先輩だ。(失礼)
しかし乾先輩のおかげで海堂も気付いたらしい。
「あ。」
『ハァー!スゥー、ハァー…』
「だっ大丈夫?楓ちゃん。」
私が深呼吸をしていると河村先輩が背中をさすってくれた。
『あ…ありがとうございます、河村先輩。…海堂このヤロー!手で口と鼻一緒に塞ぐとかベタなことしやがって!』
「まっ…まあまあ楓ちゃん。その辺にしないと…」
大石先輩がやってきて私をなだめたが、
「…藤水!海堂!グランド10周!」
「『えっ!?』」
『ちょ…待って下さい!』
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