短編 少年Cと少女A

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「せめて、もう1個くれ」 そう彼が言ったから。ノートを渡す。 彼は左右の手にうちわとノートをそれぞれ持って、窓から身を乗り出して一言。 「で、どこまでボケ倒したら突っ込んでくれるんだ」 「飛べるわよ」 「あっそう」 ため息のように呟いてて、彼は席についた。そしてうちわとノートを返却。 そんな、妙な仲間意識で繋がれたクラスメートとの、たわいもない会話。
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