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家に着いた頃、仔猫の震えは、止まっていました。
『…えっ、死んじゃったの!?』
信哉くんは慌てて、ランドセルを玄関に下ろし、そっと制服のボタンを開けてみた…「ミィ~」と、とても小さな声で泣いている。『よかった~生きてる~』 そっと抱え出して、コソコソと風呂場にある引き出しから、少し古いバスタオルを探し、そっと仔猫を包み込んだ…
その時です、「信哉!ランドセルこんな所におきっぱなしでずぶ濡れ、ただいまも言わないし、傘もたたまないで何してんの~!!」
僕は、あわててママに隠すようにしながら「は~い、ごめんなさい」と言ってママに見つからないように部屋へ行こうとした、!!!!
ママが部屋の前に居た。
『どぅしよう…怒られる…』
僕が泣きそうになった時、バスタオルの中からミィ~ミィ~と泣いた…
ママが僕の頭に手を置いて言った「…誰が面倒をみるの!?返してきなさい」と優しく言った…、でも僕は「ヤダ!!僕が面倒みるもん!!」と言って部屋に入って泣いた。
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