棄て猫ミィの物語(2)

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「ミィ…こんな所に居たんだ…見つからないはずだょね、ミィ…僕の制服…覚えてるの!?」僕は、ミィを抱え、撫でながら呟いた… 「ミィ、ミィが始めて僕の家に来るときにね、ミィ小さかったんだよ…それで、雨が降っててね…僕の制服に入れて連れてきたんだよ…」 ミィは、しっぽをゆっくり左右に揺らし、眠りに入っていた…僕もミィを撫でながら…布団で一緒に寝た… 次の朝、空はどんより雲っていた…ママが「今日は、雨降るから傘持って行きなさいよ!」とリビングから言った…、小さな声で「行ってきま~す」と言ってかえした。 …なんか、イヤな予感がする。信哉は、胸騒ぎを抑えきれなかった。 ポッ ポッ ポッポッポッ… 傘をさし、学校へ行った。窓の外は、どんより暗く…雨も降り続いた。
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