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私は当時バーでバイトしていたが、帰るときキャバクラやクラブからよくうちで働かないかとキャッチされていた。
時給3000円。私の働いていたバーの3倍以上。
きらびやかな世界に興味がなかったわけではないが、お金に困っていたわけではなかったし、何より利輝が「俺、夜の女はホントに嫌い。」だと言っていたので、さらさらする気はなかった。
過去に、元カノが夜の世界に入り、人が変わっていくのをまざまざと見たからだと言っていた。
実際、ボーイとして利輝も高校時代働いたことがあったし、「あんな汚い世界大嫌い」だと言い、私がキャッチをうけたと言うと心配がっていつも迎えにきていた。
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