日曜日

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ボクは100メートルまでの短距離走で同学年の子達に負けた事が無かった。 とにかく速かった。 しかし距離が延びると全く勝てない。 スタートと同時に全力疾走で走る。 疲れる前にゴール板が来れば勝ち。 疲れた後なら負け。 ペース配分の意味が何度聞いても理解出来なかった。 先生などに最初はユックリ走れと言われた。 言う事を聞いて最初は皆に合わせて走っているが直ぐに我慢が出来なくなってダッシュに入る。 辛抱の利かない子供であった。 当然のように最初は後ろを突き放すが、先で座り込む。 後ろが迫れば吐き気をこらえて立ち上がって走り出す。
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