プロローグ

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「今日はいつにもまして速いわね。なら・・・喰らえっ!」 メイは町中にも関わらず魔法で風の塊を造りだし、発射する。 「ん?って危なぁっ!?「ちっ!」そこぉっ!今舌打ちしたでしょ。てかこんな所で魔法使うな!」 飛んできた風の塊を避け、あっ 今後ろの通行人が喰らって吹っ飛んだ 怒鳴るカイル。 というか今自分が避けたせいで関係ない人を巻き込んだ事に気づいてないのだろうか。 だがそんなカイルの言葉もなんのその。メイは全く聞き入れる様子は無く、逆に風の塊を無数に造りだし、それを次々に撃っていく。 「当ったれー!」 「当たれ じゃねぇぇぇ!ぎゃぁぁぁ!」 叫び声を上げながら交わしていくカイル。 だがカイルは気づいているのだろうか。彼の後ろでは外れた風の塊(風弾というべきだろう)が避難仕切れなかった民間人及び売っていた商品をどんどん吹っ飛ばしていく、まさしく地獄絵図が出来上がっていた事に。
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