プロローグ

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民間人にとって地獄絵図なこの光景がいつまでも続くと思われた・・・そのとき! 「な~にこんな場所で魔法ぶっ放して民間人に当てとんのじゃ!!」 ゴチーン という鈍い音が町中に響きわたった。 「イタッ!もう何すんのよハイネ」 メイはまだ鈍い痛みが残る頭を抱え、自分の後ろに立つこの痛みを引き起こした本人を見る。 「ふん けが人が出る前に止めてやったんだ、ありがたく思いな」 そこには長身の褐色の美女が立っていた。 彼女の名前はハイネ・フリードリヒ ノワール王国には珍しい褐色の肌を持つ上級貴族フリードリヒ家の娘さんである。ぼんきゅっぼん!(死語)な体の持ち主であり、メイの親友である。
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